Jリーグや海外に応援しているクラブや好きなクラブはありますか?
そのクラブが勝利すればうれしいですし、負ければ悔しいですよね。
では、勝利した要因や敗戦となった原因まで追求したことはありますか?
または子どもや彼女にW杯やJリーグで起きた現象の要因や原因を聞かれたことはありませんか?
質問や要因・原因に対して「こういう戦術で~」、「この監督はこういう攻撃をする傾向があって~」と回答出来たらいいですよね。
選手個人の質や偶然起きたこともありますが、レベルが高くなるほど、戦術によりデザインされたものが多くなります。
そのため戦術を理解することで起きた現象を説明でき、サッカーの試合を説明することができるようになります。
今回の記事では、経験者・未経験者にかかわらず戦術を勉強したほうが良い理由や勉強するメリット、勉強に役立つ本を紹介します。
今回の記事ではわかることは以下の内容です。
この記事でわかること
〇戦術を理解するきっかけとなる本
〇なぜ戦術を勉強したほうがいいのか
〇戦術を勉強するメリット
この記事の信憑性は以下の内容です。
この記事の信憑性
〇小学生からサッカーをはじめ社会人リーグでもプレー
〇大学時代は指導者を目指し、地元クラブのコーチや教員免許を取得
〇監督や戦術に関する理解を深めるためにブログの制作や本を読み漁っています
なぜサッカーの戦術について勉強するのか?
この前、応援しているクラブが負けちゃってさ、補強もたくさんしたのに最近勝てないんだよね。
まあ、選手の調子が上がれば勝てるようになるかな。
確かに好調な選手が多くなれば勝てる確率は上がるよね!
ただ、レベルが高くなるほど選手個人の力だけでは勝つのが難しくなってくるから、戦術も大切になってくるよ。
戦術よりも選手が個人でドリブルして抜くシーンやすごいシュートを見たり、勝敗を見て、子どもや彼女と騒いでる方が楽しいよ!
個人技やシュートを見て盛り上がるのも一つの楽しみだね。
ただ、子どもや彼女にどうして今のはシュートできたの?とか、どうしてゴールが決まったの?って聞かれたときに答えたいと思わない?
学生時代はサッカー部だったから答えられると思うよ。たぶん。。
確かに昔の経験からある程度は説明できるかもしれないね。
ただ、学生時代って何年前のことかな?サッカーの戦術は日進月歩で進化し続けているから最新の戦術はわからないんじゃない?
うーん。確かにそうかも。。
じゃあ、ちょっと戦術について勉強してみようかな!
経験者なのに聞かれたときにわからない
Jリーグや海外クラブを応援している方の中にはサッカー経験者の方が多いのではないでしょうか。
経験者同士だけでスタジアムやテレビ観戦をするのも楽しいですが、サッカー未経験の友人や彼女、子どもと観戦する機会あると思います。
そんな時に「なかなかシュートできないけどなんでなの?」、「なんで攻められてばかりなの?」など質問をされる可能性が高いです。
経験者ならなんとなくことも、未経験者からすると不思議に思うことがあります。
未経験者から思いがけず、確信を突いた質問を受け、答えられないなんて経験をした方も多いのではないでしょうか。
勝ったOR負けた理由がわからない
応援するクラブが勝ったらうれしいですし、負けたら悔しいですよね。
スタジアムで初めて会う方と喜んだり、悲しんだりして、盛り上がるのもサッカー観戦の醍醐味です。
しかし、冷静になったときになぜ勝ったのか、負けたのかわからないのは、サポーターとしては悲しいですよね。
戦術的な指導ができない
戦術的な理解が無いと指導をしようにも起きている現象を言語として説明することが難しいです。
指導する際に相手選手、自分の選手の動きがどのようになっているのか、そしてチームとしての動き方の悪い点がわからないといけません。
そのためには何が良くて、何が悪いのか理解しておく必要があります。
最新の戦術がわからない
クロップやグアルディオラ、ラングニック、グレアム・ポッターなど新しく革新的な戦術は海外で生まれることが多いです。
既存の戦術を昇華させることで、新たな戦術が生まれることが多いですが、そのアイデア一つで、世界のトレンドが変わってしまいます。
ゲーゲンプレスやゼロトップ、偽サイドバックなども元となるものを戦術として名将が昇華させたものです。
そして新たに生まれた戦術に対応するためにさらに新たな戦術が生まれていきます。
そのため、好きなクラブやJリーグを観ているだけ、指導者同士で情報交換しているだけではなく、自分から情報を仕入れなければ、最新の戦術から置いてかれてしまいます。
サッカーの戦術を学ぶメリットは?
戦術がわからないことによる問題はわかったけど、勉強したことによるメリットってがないと、続かないんだよね。
勉強するのって大変だもんね。
じゃあ、戦術を勉強することによるメリットをあげていくね!
教えて!そしてモチベーションを上げさせて!
友人や彼女、子どもから頼られる
観戦中に聞かれたことに対して的確に答えることができれば、友人や彼女、子どもからの評価が上がる可能性があります。
また、一度的確に答えることができれば、さらに聞かれ、答える、聞かれるの繰り返しになり、加速度的に知識が増えていきます。
戦術を勉強することで頼られる存在になれるなんていいですよね。
試合の見え方が変わり、楽しみ方がより深くなる
特にゴールシーンやビッグセーブについては試合後も繰り返し、話題に上がりますが、得点が入らない試合や大きなチャンスが無ければいまいち盛り上がりに欠けてしまいます。
そんな中でも戦術という側面からサッカーを観ることで「なぜチャンスがなかったのか?」、「チャンスを作り出すには?」と一歩踏み込んだ議論をすることが可能です。
つまり、勝敗により一喜一憂する楽しみと戦術面から議論する楽しみとサッカー観戦の幅が広がります。
戦術を知ることで移籍やフロントの思惑がわかる
シーズンオフ中の選手の移籍や監督交代により、フロントの思惑が透けて観ることができます。
特に監督によっては、すでにスタイルが確立されており、どのようなチームを目指していくのかが予想できるようになります。
フロントがどのようなクラブにする予定なのか、サポーターとして事前に知っておきたいですよね。
指導者としてのレベルを向上
小学生、中学生、高校生などカテゴリーが上がっていくほど、戦術的な指導が必要になる認識です。
しかし、現在は小学生でも戦術的な指導を与え、サッカーを頭で理解してプレーするチームも多くなっています。
そのため、精神面や技術面だけの指導では足りなくなってしまっています。
指導者としてのレベルを上げるために、戦術の理解をするのは大切な要素となっています。
おすすめの商品を紹介!
戦術の勉強をしたいんだけど、どうやって勉強したらいいのかな?
う―んそうだね。
どんなことに興味があるのかな?
戦術の歴史?監督による戦術の特徴?最新の戦術?
まずは、戦術の根本的な考え方や歴史は知りたいかな。
過去の戦術は学生時代に体験しているので、最新の流行を知りたいかな。
そしたら、『サッカー戦術の最前線』がおすすめだよ!
サッカーの戦術が開発されたときの起こりから、最新の戦術までまとめられているよ
戦術とは?戦術の歴史がわかる
サッカーの起源については諸説あり、紀元前の中国と考える人やイングランドが発祥の地と考える人もいます。
1863年にイングランドのFA(英国サッカー協会)がサッカーに関するルールを標準化し、初めてサッカーとラグビーが分けられるようになりました。
その後、行われるFAカップや最古の国際試合において相手チームの勝つために行われた戦術(ショートパス)が一番最初の戦術と考えられます。
『サッカー戦術の最前線』では、そこからWMシステムによるマンツーマン、リベロやスイーパーの確立、ゾーンディフェンスなどの戦術を紹介してくれています。
参考:スコットランドのパスに偏重したスタイル
世界最古の国際試合としてイングランド代表とスコットランド代表が対戦をしています。
この時にイングランドのロングパスに対抗する形でスコットランド代表はショートパス重視の戦術をとります。
プレミアリーグがロングパス主体の肉弾戦をするのはこの時からなんですね。
これが国際試合における初めての戦術と言えます。
参考:そもそも戦術とは?
「フォーメーションは戦術ではない」とよく耳にしますがどのような意味なのでしょうか。
サッカーにおいて、戦術というものは相手への対策であると考えるべきです。
戦術というのは、相手が○○をしてきたので、△△する・・・というものです。相手がハーフスペースを狙っていたので、3バックにしましょう―これはせんじゅつですね?
引用元:『サッカー戦術の最前線』
この本では攻撃的なサッカーがしたい、失点を最小化して勝ちたいというようなチームの方針や指針ではなく、相手への対策を「戦術」としています。
流行の戦術がわかる
グアルディオラの偽サイドバックやクロップ監督のゲーゲンプレス、アメリカ代表のプラネット・サークル、ナーゲルスマンやプランデッリなど名将の戦術を紹介します。
どのような戦術かを説明するだけはなく、なぜ生まれたのか、どのようなアイデアから生まれたのか、戦術が生まれた背景も含めて解説をしてくれています。
背景がわかることでその戦術の目的とするものがわかり、より理解が深まります。
図解により経験者・未経験者かかわらず視覚的に理解できる
戦術を理解するうえで、実際の映像を横から見てもわかりにくいです。
そのため、上から見た図で説明されることが多いですが、『サッカー戦術の最前線』では、図解が多く、わかりやすいです。
専門用語をわかりやすい図や言葉で説明してくれるので、言葉で理解し、視覚的により理解することができます。
商品レビュー・口コミ
戦術を細切れにして説明されるのではなく、「この戦術の対策としてこの戦術、さらにそれに対抗するために次の戦術」と流れを作って解説してくれています。
私はこの流れで解説してもらえたので、理解しやすかったと思っています。
では、私以外の方のレビューや感想も紹介します。
『サッカー戦術の最前線』のレビュー
やはりフットボールは複雑で難しい。でも面白い! ワールドカップ期間中ということもあり、戦術に関する知識をまとめておきたいと思い読みました。対話形式で進んでいくのでサクサク読めます。現代フットボールの流れを作ったクライフやサッキの功績、フォーメーションの歴史、ポジショナルプレーとは何ぞや?日頃、サッカーを観ない人たちには見知らぬカタカナ語ばかり出てきますが、この本に出てきたチームや選手をYouTube等で観たら理解しやすいかも。
引用元:honto
サッカー戦術初心者向けの本ということで購入。会話形式も手伝って、途中で詰まらずサラッと読める。 ただ、いろいろ解説してくれてはいるのだが、結局のところサッカーの試合のどこをどう観れば観戦が10倍楽しくなるのかはよく分からなかった。 もちろん本を一冊読んだだけで、試合を観ながらサッカー戦術を語れるようになるなど期待すべきではないだろうが、今後試合を観る時にどこにどう注目するとか、この次にどういう本を読むとか、もう少し橋渡しがほしい。
引用元:amazon
会話形式で進むところや初心者に向けてもわかりやすい内容である点は評価が高いですね。
また、Youtubeなど動画で映像と音声を混ぜたらより理解しやすいかもしれません。
サッカーは歴史が長く、多くの戦術が生まれています。
この一冊だけではまだまだ戦術を完全に理解するには情報が十分ではないため、この本をきっかけにさらに戦術を勉強してほしいですね。
まとめ
今回の記事ではサッカーの戦術を勉強するメリットとおすすめの本として『サッカー戦術の最前線』を紹介しました。
サッカーの戦術を勉強するきっかけとして読んでいただき、さらに深く戦術を勉強し、試合観戦をより楽しみましょう
指導者を目指してもいいかもしれませんね。
このブログでは、サッカーの監督紹介を中心にサッカーの楽しさを伝えています。
この記事以外にもおすすめの記事がありますので、ぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。