2022年シーズン途中からヴィッセル神戸の監督に就任した吉田孝行監督。
実は、今回の就任でヴィッセル神戸の監督としては3回目の就任になることはご存知でしょうか?
今回の記事ではまだまだ知らない吉田孝行監督の現役時代や監督としての成績、プライベートについて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回の記事ではわかることは以下の内容です。
この記事でわかること
〇前任監督の解任について
〇吉田孝行監督の現役時代について
〇吉田孝行監督のフォーメーション、戦術について
この記事の信憑性は以下の内容です。
この記事の信憑性
〇小学生からサッカーをはじめ社会人リーグでもプレー
〇大学時代は指導者を目指し、地元クラブのコーチや教員免許を取得
〇現在は金融関係の企業に勤めています
吉田孝行監督のプロフィール
吉田孝行監督が6月8日付で退任しました事をお知らせいたします。
— ヴィッセル神戸 (@visselkobe) June 8, 2019
Takayuki Yoshida has stepped down from his position as head coach of Vissel Kobe.
詳しくはこちら:https://t.co/ZKxVJXZtPf#visselkobe #ヴィッセル神戸 pic.twitter.com/6vQZTFvonY
まずは、吉田孝行監督の基本情報としてプロフィールを紹介します。
名前 | 吉田 孝行(よしだ たかゆき) |
愛称 | たかさん |
生年月日 | 1977年3月14日(45歳) |
出身地 | 兵庫県川西市 |
身長・体重 | 174cm/67kg |
ポジション | FW・MF |
自身の地元のクラブであるヴィッセル神戸の監督をしているんですね。
解任に次ぐ解任により監督就任
吉田孝行監督はシーズン途中から就任しましたが、実は2022年シーズンのヴィッセル神戸では、4人目の監督です。
吉田孝行監督が就任するまでの流れ
2022年開幕後リーグ10戦勝ち無しと苦しめられたヴィッセル神戸は、リーグ戦7試合(第5節)終了時点で、三浦淳寛前監督の解任を発表しました。
その後、第6節、7節をリュイス プラナグマコーチ(当時:ヤングプレイヤーデベロップメントコーチ)が臨時で指揮を執りましたが1勝が遠かったです。
第8節からセレッソ大阪、清水エスパルスなどを率いたミゲル・アンヘル・ロティーナ監督を招へいしますが、リーグ戦では9試合(18節)まで指揮を執り、2勝しかできず、無念の解任となりました。
ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の解任時には守備の意識が強すぎたとヴィッセル神戸側は語っています。
もともとヴィッセル神戸の強みというところは攻撃にあると思っております。もう一度守備のところを再構築し、そしてさらにもともとの攻撃力を生かす狙いでした。ロティーナさんに関しては非常に短い期間でしたが、守備のところの構築はよくやっていただけました。しかしながら、守備に重きが行き過ぎるところも少し感じる中で、我々、強化と現場の監督、ヘッドコーチと毎週、会話していきました。守備は満足している。攻撃のところは改善したいというお願いをする中で、結果を出してほしいところで、難しい部分があったのは事実です。
引用元:ヴィッセル神戸HP
ヴィッセル神戸の混乱が伺えますね。
吉田孝行が監督として就任
6/29に吉田孝行監督の就任が発表されました。
当時は強化部のスタッフとして働いており、コーチでもありませんでしたので、大抜擢ですね。
第19節の初陣で勝利するとそこからリーグ戦を3連勝とスタートダッシュに成功し、リーグ戦31戦終了時点で、12位と見事に降格圏を脱出しました。
バタバタとした監督交代劇でしたが、吉田孝行監督の招へいは正解だったのかもしれませんね。
イニエスタとの関係は?
吉田孝行監督が就任してすぐにイニエスタ選手との関係が悪いのではないかと噂になりました。
第21節のジュビロ磐田戦での途中交代に対して物を蹴り飛ばし、不満をあらわにしたことがきっかけです。
しかし、この件については吉田孝行監督とイニエスタ選手との間ですでに解決したとしています。
そして、その後もヴィッセル神戸のレギュラーとしてイニエスタ選手は活躍していますし、順位も伸びているので、問題はなさそうですね。
「逆にああいうシーンがあったから『誰でもやってはいけないんだ』と伝えられた。チームとして士気、結束力が高まったかなと思います」と強調。イニエスタ本人ともコミュニケーションを取り、すでに解決しているとした。
引用元:スポーツ報知
吉田孝行監督の現役時代
それでは、吉田孝行監督の現役時代の所属クラブや成績について紹介します。
所属クラブ
〇滝川第二高校
〇横浜フリューゲルス(1995~1998)
〇横浜F・マリノス(1999~2000.6)
〇大分トリニータ(2000.6~2005)
〇横浜F・マリノス(2006~2007)
〇ヴィッセル神戸(2008~2013)
4クラブに在籍し、18年間プロとして活躍しました。
引退時の平均年齢が26歳と言われているサッカー界で18年間プレーしていましたので、一流の選手ですよね。
それでは、各クラブでの成績です。
横浜フリューゲルス | 天皇杯準優勝(1997) 天皇杯優勝(1998) |
横浜F・マリノス | ファーストステージ2位(2000) |
大分トリニータ | J2優勝(2002)※J1昇格 |
ヴィッセル神戸 | J2リーグ2位(2013)※J1昇格 |
個人タイトルとしては、AFCU-19選手権の得点王を獲得しています。(1996年)
横浜フリューゲルス
滝川第二高校を卒業後、横浜フリューゲルス(現:横浜F・マリノス)に加入し、レギュラーを獲得したとは言えないものの、コンスタントに試合に出場していました。
経営難により、1998年シーズンを持って横浜フリューゲルスが消滅することが決まった最後の天皇杯で大活躍します。
清水エスパルスとの決勝戦でも得点あげ、5戦7得点と天皇杯の優勝に貢献しました。
その年のリーグ戦では20試合出場、5得点だったことを考えるとカップ戦での勝負強さを感じますね。
横浜F・マリノス、大分トリニータ
横浜フリューゲルスが消滅し、当時の横浜マリノスに吸収され、現在の横浜F・マリノスとなりました。
吉田孝行監督もそのまま横浜マリノスに入団しますが、三浦淳宏さん、城彰二さん、柳想鐵さん、中村俊輔選手がおり、徐々に出場機会を失っていきます。
そんな中、出場機会を求めて2000年のシーズン途中からJ2の大分トリニータに移籍します。
大分トリニータではレギュラーとして活躍し、自身初のリーグ戦での二桁得点(15点)、カップ戦を含めると18得点とキャリアハイの成績を残します。
そして、2002年にJ2リーグを優勝し、大分トリニータ初のJ1昇格に導きます。
大分トリニータでの武者修行を終え、横浜F・マリノスに戻ると中盤の選手としてレギュラーの座を獲得します。
ヴィッセル神戸
30歳を超えて、地元のヴィッセル神戸へ移籍します。
2011年シーズンはキャプテンとして活躍するも2012年シーズンにはJ2降格となってしまいました。
そして、2013年のリーグ最終節で得点をあげ、J1復帰にも貢献しながら、現役引退します。
引退試合で得点を決めるあたりが、勝負強さを感じさせますね。
吉田孝行監督の成績は?
現役時代は4つのクラブで活躍した吉田孝行監督ですが、監督としての成績はどうなのでしょうか。
指導歴
〇ヴィッセル神戸 アシスタントコーチ(2015年) 〇ヴィッセル神戸 ヘッドコーチ(2016年~2017年) 〇ヴィッセル神戸 監督(2017年8月~2018年) 〇ヴィッセル神戸 監督(2019年) 〇V・ファーレン長崎 アシスタントコーチ(2020年~2021年) 〇V・ファーレン長崎 監督(2021年) 〇V・ファーレン長崎 アシスタントコーチ(2021年5月~2021年12月)
監督としては、ヴィッセル神戸、V・ファーレン長崎を指揮していますが、タイトルの獲得はできていません。
フォーメーションや戦術は?
まだまだ監督歴は短いですが、フォーメーションや戦術はどのようなものを用いるのでしょうか。
フォーメーション
監督として最も多く使用しているのは4-4-2ですが、2022年シーズンは4-2-3-1を採用しています。
フォーメーションを見る限り、攻撃時には中盤に人数をかけたポゼッション、守備時には前線からプレッシャーをかけてボールを奪取するの狙いが伺えます。
戦術
イニエスタ選手、山口蛍選手、扇原選手、橋本選手、サンペール選手、小林選手、郷家選手など技術の高い中盤の選手を活用したポゼッションの高いサッカーを目指しています。
そして前線には大迫選手、武藤選手、ボーギャン選手と得点力の高い選手を揃えています。
書いてて思いましたが、豪華なメンバーですね。
そのため、中盤でパス交換をしながら、前線の選手にボール預けて中央突破。
中央が詰まればパスワークでサイドに散らすようなイメージです。
しかし、強い選手を集めれば勝てるわけではなく、連携不足や怪我人の影響などでなかなか勝てていないですね。
吉田孝行監督の評価は17/25点
それでは、デスラジおじさんなりの評価をしていきます。
ポイント
〇戦術:複雑な戦術は使用せず選手の持ち味を活かすようなオーソドックスな戦術
〇コミュ力:イニエスタとの衝突もあったが、その後は持ち直し、スペイン人通訳を通じて話す機会を得ている
〇采配:細かな采配はないが、豊富な人材を活かして選手を起用している
〇選手の成長:近年のヴィッセル神戸自体が若手選手の育成よりも購入した選手を使用している
〇魅力:監督経験が浅く、まだまだこれからであり、ヴィッセル神戸で世界的な選手を指導した経験を今後に活かしたい
吉田孝行監督の妻は?子どもは?
吉田孝行監督は現役時代にご結婚されていて、子どももいらっしゃいます。
2013年の引退セレモニー時に文江さん、娘のきららさんに感謝を述べています。ヴィッセル神戸HP
吉田孝行監督が現役を引退したのが2013年ですので、娘さんは8歳以上ということになりますね。
吉田孝行監督についてもっと知りたい方は本がおすすめ!
今回の記事を読んでいただき、吉田孝行監督について興味が湧いた方はこちらの本がおすすめです。
吉田孝行監督が初めてヴィッセル神戸の監督を務めた際の記事になります。
まとめ
今回の記事では吉田孝行監督の現役時代や監督としての成績、プライベートについて紹介しました。
今後の吉田孝行監督の活躍に期待したいですね。
参考URL
https://www.vissel-kobe.co.jp/special/returntoj1-2013/ceremony/
https://www.vissel-kobe.co.jp/profile/?mode=detail&id=277
https://hochi.news/articles/20220713-OHT1T51000.html?page=1
https://www.vissel-kobe.co.jp/news/article/20244.html