監督紹介

【2023年版】情熱的であり戦術家でもある、元鹿島戦士!監督としての成績は?現役時代や戦術、馴れ初めなど紹介します!

2022年シーズン途中から古巣である鹿島アントラーズの監督に就任した岩政大樹監督。

鹿島アントラーズの選手としてJリーグ3連覇に貢献し、日本代表としても活躍したほどの選手です。

現役時代は闘将としてのイメージの強い岩政大樹監督ですが、実は「先生」と呼ばれるほどの戦術家であり、頭のキレる方です。

今回はそんな岩政大樹監督の戦術や現役時代、大学、馴れ初めなどを紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること

〇岩政大樹監督の現役時代の経歴
〇岩政大樹監督の監督としての活動
〇岩政大樹監督のフォーメーション、戦術について

この記事の信憑性は以下の内容です。

この記事の信憑性

〇小学生からサッカーをはじめ社会人リーグでもプレー
〇大学時代は指導者を目指し、地元クラブのコーチや教員免許を取得
〇現在は金融関係の企業に勤めています

岩政大樹監督のプロフィール

まずは基本情報として岩政大樹監督のプロフィールを紹介します。

名前岩政大樹
(いわまさ だいき)
愛称大ちゃん、イワ、 ダイキ
生年月日1982年1月30日
(41歳)
出身地山口県大島郡周防大島町
身長187cm/83kg
最終学歴東京学芸大学教育学部数学専攻

岩政大樹監督の出身高校である岩国高校(普通科)は偏差値60ほどの進学校であったにもかかわらず、途中から理数科(偏差値67)に転科するほど頭がよかったようです。

また岩政大樹監督は島育ちで周りの大人は漁師が多く、将来の職業を選ぶ上で身近な大人として両親の影響が強く、両親と同じ教員を目指すようになります。

両親が教員であり、自身も教員を目指すほどに頭がいいのにJリーガーになれるほどサッカーがうまいなんてすごいですね。

東京学芸大学出身の文武両道な元日本代表!

山口県の公立高校である岩国高校を卒業し、国立大学の東京学芸大学教育学部へ一般入試で進学しました。

近年は三苫薫選手や伊東純也選手など大卒の日本代表が多く、2022年W杯には9人が選出されていますが、その中に国立大学出身の選手は一人もいませんでした。

そんな中で一般入試で国立大学に入学し、日本代表にまでなった選手は異色ですね。

なぜ東京学芸大学に進学?

岩国高校は決して強豪高校とは呼べず、岩政大樹監督は選手権予選2回戦で敗退してほどです。

そのため、広島大学や山口大学に進学し、教員を目指す予定でした。

しかし、怪我により最後の選手権予選は10分程度しか出場できませんでした。

また県選抜に選ばれてはいましたが、怪我により国体にも出場できず、不完全燃焼となってしまいました。

このことがきっかけで大学でもサッカーを続けることを決心します。

しかし、もともと目指していた広島大学や山口大学は決してサッカーの強い大学とは言えませんでした。

そこで、広島大学や山口大学と同レベルの偏差値であり、当時、関東1部リーグに所属していた東京学芸大学に決めました。

 そこから2週間、岩政家では家族会議が始まった。岩政氏自身も、毎日のように気持ちが揺れ動いたという。別にJリーガーになるわけでもないのに、そこまでして何でわざわざ大学でサッカーを続けるのか。ここまでずっとサッカーをやってきたのに、こんな不完全燃焼のままで終わっていいのか。そんな相反する気持ちが毎日行ったり来たりしていた。

 最終的には、「サッカーをもう一回、本気でやってみたい」「国体で味わうはずだった全国を味わわずにやめることはできない」と急遽、11月に進路を変更した。

引用元:THE ANSWER

ロジカルな勉強方法

もともと広島大学や山口大学を目指していたとしても11月ごろに開催される選手権予選にまで出場していた選手が国立大学に行くの容易ではありません。

当時の岩政大樹監督は高校までの往復3時間の中で予習復習を終わらせました。

また、テストの2週間前からやらないといけないことを洗い出して1日1日計画的に進めており、夜中まで必死に勉強した記憶はないようです。

ここでのロジカルで合理的な考え方が現在の戦術家としての一面や、先生と呼ばれるようになった要因なのかもしれませんね。

岩政大樹監督の現役時代

勉強の成績も優れていた岩政大樹監督ですが、現役時代のサッカーの成績について紹介します。

幼少期から岩国高校時代

小学生の頃の岩政大樹監督は地元のチームと島外にあるチーム(周東FC)の掛け持ちしており、月曜・金曜日以外は毎日サッカーをしていたようです。

中学生時代は全校生徒30人の小さな学校だったため、サッカーをは無く、陸上部に所属しながら、クラブチーム(大島JSC)で土日だけサッカーをしていました。

苦しい環境の中でしたが、全国ベスト8にも進出していた多々良学園(現:高川学園)からオファーをもらいました。

しかし、将来性のことを考えて、進学校かつサッカー部のある岩国高校に進学することになります。

前述したように岩国高校はサッカーの強豪高校ではなかったため、目立った成績はありませんでしたが、岩政大樹監督個人としては、県選抜に選ばれるようになりました。

偶然訪れたサッカーの名門校への進学のチャンスに岩政さんは飛び乗ることも頭をよぎりました。しかし、そこに両親が待ったをかけます。

「サッカー選手になるつもりもないのによく考えなさい、と。『サッカーを3年間やって、その後どうするの?』と言われました。両親が2人とも教師だったこともあったかもしれませんが、自分の将来をよく考えた上で判断させようとしてくれましたね。元々、サッカーで生きていける自信はありませんでしたから、学生の本分である学業と大好きなサッカーを両立する道を探ることが一番だと自然に至りましたね。」

引用元:サカイク

東京学芸大学時代

2000年に東京学芸大学に入学し、1年生ながらにセンターバックでレギュラーを獲得すると、チームの準優勝にも貢献します。

また、関東1部リーグで3得点(7試合)を上げ、新人王に選ばれました。

2年時には東京学芸大学サッカー部監督の瀧井敏郎先生が全日本大学選抜の監督を兼任していたこともあり、抜擢されます。

そして、3年時には東京都サッカートーナメントで優勝すると、大学選抜ではキャプテンを任され、U-22日本代表にまで上り詰めます。

このような活躍から鹿島アントラーズや清水エスパルス、FC東京などからオファーをいただきます。

このような充実した中にも苦悩を抱える時はあったようで、その時にもロジカルな思考は監督としての素質なのかもしれませんね。

「その個性を特長にまで持っていかないと、と強く思いました。だからこれまでやってきたことをより具体化させ、成長させることに取り組みました。ヘディングでも単なるクリアではなく、味方につなげる。高さで競り勝つだけでなく、しっかり遠くに弾き返す。守備全体を動かすにしても、より深くチーム戦術をばないといけない。そういう課題を一つずつ潰していこうとしました」

引用元:4years

鹿島アントラーズ入団後

2004年から鹿島アントラーズに入団すると、1年目のシーズン後半からレギュラーに定着します。

2007~2009年にJリーグ3連覇を含む数々のタイトルを獲得し、2009年には日本代表デビューも果たしています。

2005年~2012年シーズンまでほぼ全試合に出場していましたが、2013年シーズン中盤から出場機会を失い、そのまま退団となりました。

その後、タイリーグのBECテロ・サーサナFC(現:ポリス・テロFC)に移籍すると37試合に出場し、リーグカップのタイトル獲得に貢献します。

1年間でタイリーグから当時、J2のファジアーノ岡山に移籍します。

ファジアーノ岡山では年間40試合以上に出場し、J1昇格プレーオフに進出させるまでに成長されるも、J1リーグに昇格させることができず、2年間で退団します。

その後は関東サッカーリーグ1部の東京ユナイテッドで選手兼コーチとして2年間活動し、現役引退をします。

主な成績

〇Jリーグ:優勝(2007、08、09)
〇ヤマザキナビスコカップ:優勝(2012)準優勝(2006)
〇天皇杯:優勝(2007、2010)
〇リーグカップ(タイ):優勝(2014)

身体の強さだけではなく、頭でプレーすることができる選手であるため、年齢にかかわらずどのクラブでもほぼ全試合に出場していたのではないでしょうか。

岩政大樹監督の監督歴・成績は?

それでは岩政大樹監督の監督歴(指導歴)や成績について紹介します。

監督歴・指導歴

〇東京ユナイテッドFC:選手兼コーチ(2017-2018)
〇東京大学運動会ア式蹴球部:コーチ(2017-2018)
〇上武大学サッカー部:監督(2021)
〇鹿島アントラーズ:コーチ、監督(2022-)

まだ、指導者として獲得したタイトルはほとんどありません。

唯一、東京大学運動会ア式蹴球部のコーチ時代に東京都2部で優勝しています。

しかし、岩政大樹監督のオフィシャルブログで2018年は指導していない旨の記載もありますので、微妙なところですね。

私は2017年と2018年の2年間、東京大学ア式蹴球部のコーチも兼務しておりました。ただ、実際には2017年しかア式は見ておりません。理由は今日のブログを読むまでよく知りませんでした。

引用元:岩政大樹オフィシャルブログ

監督としての活動はまだこれからですので、長い目で活躍を見ていきたいですね。

フォーメーションや戦術は?

それでは岩政大樹監督のフォーメーションや戦術について紹介していきます。

フォーメーションは?

代理監督を除き、2022年シーズンは第25節から第34節までの10試合で指揮を執りました。

鹿島アントラーズは伝統的に4-4-2を主なフォーメーションとして使用しますが岩政大樹監督は2回しか使用しませんでした。

4-3-1-2を3回、そのほか4-2-3-1、4-1-2-3、4-3-2-1、4-1-4-1など様々なフォーメーションを試していました。

やはり、戦術家として有名な方ですので、これまでの伝統にとらわれずに様々なフォーメーションを模索中なのかもしてませんね。

戦術は?

戦術家、先生と呼ばれるほどサッカー戦術のことを考えている岩政大樹監督。

以前のインタビューなどから考察するに、細かく指示するよりも、原理・原則をもとにするのではないかと思います。

また守備時はゾーンディフェンスを基本戦術として、縦を切り、勢いを止めてからプレスをかけに行くものとなっている印象です。

詳しい戦術は2023年シーズンを戦っていく中で、確認していきたいです。

「私が現役だったときの経験から言うと、プレー中は選手の頭の中に『判断基準・原則・コツ』が浮かんでおり、その後『判断』が下され、『現象』として目に見える形でプレーが現れます。その中で指導者が意識すべきなのは、選手に対して『判断基準・原則・コツ』を明示した上で、各々が下す『判断』に関しては選手自身に考えさせる余白を残しておくことです」

引用元:COACH UNITED

岩政大樹監督の想定評価は20/25点

それではデスラジおじさんなりの評価を考えていきます。

まだまだ監督としての情報が少ないためこれから修正をしていきますが、現時点での評価をいたします。

ポイント

〇戦術:先生と呼ばれるほどの戦術家であることからの深い戦術理解度があるが、どこまで選手に落とせるか
〇コミュ力:日本人監督であり、キャプテンシーも持ち合わせることからもコミュ力は高いと考えられる
〇采配:監督としての実績はまだ少なく、采配についてはまだこれから判断したい
〇選手の成長:大学生や下部リーグの選手へのコーチングをしていたことからも若手への意識は高いだろう
〇魅力:元日本代表であり、戦術への深い理解もある珍しい監督であり、魅力は十分にある

岩政大樹監督の妻は教育実習の生徒!?

2008年12月8日に当時所属していた鹿島アントラーズのHP内で結婚の報告がありました。

学生のころから、いろいろな場面で支えてもらいました。
リーグ優勝が決まった札幌にも応援に来てくれて、僕に力を与えてくれました。彼女に優勝する姿を見せられたのは初めてだったので、自分にとって最高に思い出深い優勝になりました。
ふたり一緒に、楽しく人生を歩んでいきたいと思います。

引用元:鹿島アントラーズHP

当時、岩政大樹監督が26歳で、鈴木千香子さんは23歳と歳の差もそこまでなく、よくある夫婦かと思いましたが、実は教育実習先の生徒でした。

学生のころから支えてもらったと記載されていたので、大学の同級生かと思いましたが、大学生の時に教育実習に行き、大学に戻っても支えてもらったという感じですかね。

私も教育実習にはいきましたが、こういうこともあるんですね。

でも、全日本大学選抜にも選ばれてこれからプロになる人が教育実習に来たら、やっぱりかっこいいですね。

岩政大樹監督についてもっと知りたい方は本がおすすめ!

実は岩政大樹監督はこれまでに8冊の本を出しています。

やはり先生と呼ばれるだけあり、サッカー戦術にまつわる本が多く、どの本もロジカルに理詰めでサッカーを考えていることがわかります。

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サッカー初心者には解読が困難である部分もありますが、これからサッカーの勉強をしたい人には向いていると思います。

また、2022年に出したばかりの新しいものもリンクを貼っておきます。

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まとめ

今回の記事では岩政大樹監督の戦術や現役時代、大学、馴れ初めなどを紹介しました。

現役時代の活躍が多く、一部紹介しきれないところもありましたが、監督としての紹介がメインですので、ご了承ください。

2022年シーズン途中から監督デビューしたため、2023年シーズンから数年間が勝負になると考えています。

これからの活躍に期待したいですね。

参考URL

https://koushihaken.nikkansports.com/search/%E5%B2%A9%E6%94%BF%E5%A4%A7%E6%A8%B9/

https://web.gekisaka.jp/player/?33479-8882-jp

https://the-ans.jp/column/142467/

https://4years.asahi.com/article/12514381

https://coachunited.jp/column/001017.html