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【2023年版】レアルソシエダの分析チーム出身!?スペイン出身の新監督ベニャートラバインの経歴や戦術などを紹介します

リカルドロドリゲス監督、ダニエルポヤトス監督とスペイン人監督を立て続けに起用してきた徳島ヴォルティス。

2022年シーズン終了後、ダニエルポヤトス監督の退任(ガンバ大阪への移籍)により新たにベニャートラバイン監督の就任を発表しました。

またしてもスペイン人監督が就任しましたが、ベニャートラバイン監督とはどのような人物なのでしょうか。

今回の記事ではベニャートラバイン監督の経歴や戦術、プロフィールなどを紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかること

〇ベニャートラバイン監督の経歴
〇ベニャートラバイン監督のプロフィール
〇ベニャートラバイン監督のフォーメーション、戦術について

この記事の信憑性は以下の内容です。

この記事の信憑性

〇小学生からサッカーをはじめ社会人リーグでもプレー
〇大学時代は指導者を目指し、地元クラブのコーチや教員免許を取得
〇現在は金融関係の企業に勤めています

ベニャートラバイン監督のプロフィール

まずは、ベニャートラバイン監督のプロフィールを紹介します。

名前ベニャート ラバイン(BENAT LABAIEN)
愛称ベニ
生年月日1987年10月11日(36歳)
出身地スペイン サン・セバスティアン
引用元:徳島ヴォルティスHP

スペインのサン・セバスティアンはレアルソシエダのホームタウンです。

後述しますが、ベニャートラバイン監督は地元のクラブで働いていたんですね。

また、年齢も36歳と非常に若く、新たなサッカー感を見せてほしいですね。

ダニエルポヤトス監督の退任後、再びスペイン人監督が就任

冒頭でも触れましたが、徳島ヴォルティスは2017年からリカルドロドリゲス監督→ダニエルポヤトスと立て続けにスペイン人監督を起用しています。

そして、ダニエルポヤトス監督の退任により、ベニャートラバイン監督が就任しました。

クラブとして、明確に狙いを持って起用していると思いますが、ダニエルポヤトス監督との共通点はほかにもあります。

それはスペインのクラブで相手チームの分析を担当していたことです。

レアルソシエダの分析チーム出身

近年、Jリーグでも各クラブに置かれるようになった分析担当(テクニカルスタッフ)は自チームや相手チームの選手の特徴や戦術などの情報をまとめる人です。

サッカーへの知識はもちろん、数値を読み解く力、情報収集能力、情報をまとめる力など多岐にわたる能力が必要です。

ダニエルポヤトス監督はスペインの名門アトレティコマドリードでシメオネ監督のもと、この分析を担当していました。

そして、ベニャートラバイン監督は、久保建英選手が移籍したことで日本での知名度も上がったレアルソシエダで分析チームの責任者として活動していました。

また、レアルソシエダの分析チームの前にはスペインサッカー協会やエルチェやリーズなどでも分析を担当していました。

レアルソシエダもリーズも名門クラブであり、より高い次元でサッカーを理論的に解析していたと考えられます。

ベニャートラバイン監督の経歴は?

それではベニャートラバイン監督の指導歴や監督歴など主な経歴を紹介します。

主な経歴(指導歴)

〇2008年-2009年:ラージョ・バジェカーノB 分析コーチ(スペイン)
〇2009年:CPパルラエスクエラU19 監督(スペイン)
〇2010年:アトレティコ・マドリードU-19 ヘッドコーチ(スペイン)
〇2010年-2011年:スペイン代表U-17 分析担当コーチ(スペイン)
〇2011年-2012年:レアル・マドリードU-16 ヘッドコーチ(スペイン)
〇2012年-2014年:レアル・マドリードU-18 ヘッドコーチ(スペイン)
〇2013年-2014年:レアル・マドリードB 分析担当コーチ(スペイン)
〇2014年-2015年:アルコベンダスCF U-19 監督(スペイン)
〇2015年-2016年:CFフエンラルラダ ヘッドコーチ(スペイン)
〇2016年-2017年:エルチェCF 分析担当コーチ(スペイン)
〇2017年-2018年:リーズユナイテッドFC 分析担当コーチ(イングランド)
〇2018年-2022年:レアル・ソシエダ 分析担当コーチ(スペイン)

年代別のスペイン代表やクラブのユースを中心に分析担当やコーチをしていますね。

Jリーグとスペインのサッカーは戦術や選手の個性など異なるものが多いです。

リカルドロドリゲス監督やダニエルポヤトス監督が在籍し、結果を残していたことからもスペイン人である事が大きなハンデになるとは考えにくそうですね。

しかし、イングランドのクラブでも分析担当をしており、Jリーグが初の海外クラブではありませんが、海外クラブで監督として指揮を執るのは初になります。

唯一、心配するのであれば、海外クラブでの指揮経験の無さから、指揮を執る難しさを感じ最初はうまくいかないかもしれませんね。

特に分析担当をしていたため、戦術的な戦い方をする可能性が高いと考えられます。

細かな戦術を用いて戦うためには、選手たちに早く深く戦術的な理解をしてもらう必要があり、ここは監督としての経験値により差が出てしまいます。

フォーメーションや戦術は?

まだ監督としての実績が少なく、ベニャートラバイン監督の使用するフォーメーションや戦術はJリーグが始まってからのお楽しみですが、これまでの傾向から考察します。

フォーメーションは?

まずフォーメーションについては、4-1-2-3や4-2-3-1が多くなるのではないでしょうか。

2つのフォーメーションはダブルボランチ、ワンボランチと違いはありますが、そのほか大きな違いはありません。

根拠1:前任監督の積み上げてきたものを踏襲

ベニャートラバイン監督がリカルドロドリゲス監督、ダニエルポヤトス監督の積み上げたものに自分なりのエッセンスを加えると考えているようです。

そして、前任監督であるダニエルポヤトス監督は4-1-2-3や4-2-3-1を好んで多用していました。

根拠2:これまでの所属クラブのフォーメーションを使用

根拠1では前任監督のフォーメーションを踏襲すると記載しましたが、実はリカルドロドリゲス監督は徳島ヴォルティス時代に3バックも多く使用していました。

そのため、3バックも考えたのですが、これまでベニャートラバイン監督が所属していたクラブの多くが4バックを使用しています。

まだ、指導者としての経験が浅いため、これまで所属したクラブで馴染みのある4バックを使用すると考えます。

根拠3:現時点(1月時点)での移籍がそんなに多くない

近年の徳島ヴォルティスの傾向から2月の移籍は多くありません。

そして1月時点での移籍は例年と同じか少ないぐらいです。

そのため、前任監督がすでに教え込んだスタイルを踏襲したうえで、ベニャートラバイン監督らしいスタイルを指導する方が選手にとってもやりやすいです。

戦術は?

フォーメーションを考えてうえで、前任監督の積み上げたものを踏襲すると考察しました。

基本的には戦術においても同じように前任監督のスタイルを用いると考えています。

その中に、ベニャートラバイン監督は「スペースへのさらなるアタック」、「縦への速さも少し」加えていくと考えているようです。

前提として、前任者たちがやってきたフットボールも、徳島ヴォルティスのクラブ哲学に基づいたものだったと思います。例えば「ゲームをコントロールすること」、「主導権を握ること」、「アグレッシブに戦ってファン・サポーターを魅了する魅力的なフットボールを目指すこと」など。
そこに私は「スペースへのさらなるアタック」、「縦への速さも少し」加えようと考えています。それらは、何かを変えるという意味ではなく、付け加えていくことによって進化をさせたいという風に感じています。

引用元:ヴォルティススタジアム

ベニャートラバイン監督の評価は?/25点

まだまだ監督経験が乏しいため、評価が困難でした。

Jリーグの試合を見たうえでデスラジおじさんなりの評価をしていきたいと考えていますので、乞うご期待ください。

ベニャートラバイン監督についてもっと知りたい方は本がおすすめ!

ベニャートラバイン監督についての本はまだ出ていませんでした。

そのため、今回はベニャートラバイン監督が担当していたサッカーの分析に関する本を紹介します。

アナリスト未経験者にもわかりやすく、かつ詳しく紹介していますので、ぜひおすすめです。

レビュー

それでは、レビューを紹介します。

さすがプロサッカーアナリストの第一人者の杉崎健さん。充実した内容は、すべて具体的かつ論理的です。さらにきめ細かくアナリストの仕事について、綴られます。アナリストを目指す方のみならず、現在アナリストの方、監督コーチも必読です。まさに最強の実戦用ツールです!杉崎健さんの次の著書が待ち遠しいです。

引用元:amazon

論理的でわかりやすく書かれていますね。

サッカーアナリストに興味があっていろいろ調べたり、書籍を購入しましたが、この本がまさしく知りたいことをわかりやすく書いてありました。
1週間の予定から、どの視点でサッカーを見ているのか、アナリストとして必要な要素などなど。
満足の1冊でした。

引用元:amazon

アナリストを目指す方に向けてもおすすめですね。

まとめ

今回の記事では徳島ヴォルティスの新監督に就任したベニャートラバイン監督の経歴を中心に紹介しました。

スペイン名門クラブの分析担当責任者としての経験があり、ほかのJリーグ監督とは異なるユニークな経歴を持ちます。

徳島ヴォルティスがスペイン人指揮官を起用し始めて3人目の監督となるベニャートラバイン監督。

徳島ヴォルティスをJ1に昇格させることができるのか。

Jリーグでどのような活躍をしてくれるのか楽しみですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

徳島ヴォルティスの前任監督についても紹介していますので、ぜひあわせて読んでみてください。

リカルドロドリゲス

2017年から2020年まで徳島ヴォルティスの指揮を執り、2020年にJ2優勝を果たし、J1昇格へ導く。

浦和レッズから評価を受けて、浦和レッズに移籍する。

ダニエルポヤトス

2021から2022年シーズンまで徳島ヴォルティス(J2)を指揮した後、ガンバ大阪(J1)から評価され、2023年シーズンからガンバ大阪で指揮を執る。

参考URL

https://www3.targma.jp/vortis/2022/12/09/post48362/

https://www.vortis.jp/information/news/detail.php?id=3845