2021年のシーズン途中から横浜Fマリノスの監督となったケヴィン・マスカット監督。
2022年9月時点ではJリーグ1位、2021年シーズンはポステコグルー前監督から引き継ぎ2位と好成績を収めています。
Jリーグでも輝かしい成績を残しているケヴィン・マスカット監督ですが、これまでの実績をご存知でしょうか。
Jリーグでの監督経験が短い外国人監督であるため、知らない人も多いのではないかと思います。
今回の記事ではそんなケヴィン・マスカット監督の経歴や監督としての成績などを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回の記事ではわかることは以下の内容です。
この記事でわかること
〇ケヴィン・マスカット監督の経歴について
〇ケヴィン・マスカット監督の戦術について
〇ケヴィン・マスカット監督の成績について
この記事の信憑性は以下の内容です。
この記事の信憑性
〇小学生からサッカーをはじめ社会人リーグでもプレー
〇大学時代は指導者を目指し、地元クラブのコーチや教員免許を取得
〇現在は金融関係の企業に勤めています
ケヴィン・マスカット監督のプロフィール
まずは、ケヴィン・マスカット監督の基本情報としてプロフィールをまとめます。
名前 | ケヴィン・ヴィンセント・マスカット Kevin Vincent Muscat |
愛称 | ハードマン |
生年月日 | 1973年8月7日(49歳) |
国籍 | オーストラリア |
ポジション | DF |
肩書 | 横浜F・マリノス監督 |
サイトによってはイングランド出身と記載されているものもあります。
後々、詳細がわかれば追加していきます。
ポステコグルー前監督の右腕?
オーストラリア出身で日本との接点がないようにも見えるケヴィン・マスカット監督ですが、なぜ横浜Fマリノスの監督に就任したのでしょうか。
要因の一つとして横浜Fマリノスのポステコグルー前監督とケヴィン・マスカット監督との関係にあると考えられます。
2012年~2013年にメルボルン・ヴィクトリーの監督とアシスタントコーチという関係であり、ポステコグルー監督が退任した2013年から後任監督として就任します。
その後、2019年までメルボルン・ヴィクトリーの監督として活躍しました。
2021年には、再び、ポステコグルー監督の後任監督として横浜Fマリノスの監督に就任します。
メルボルン・ヴィクトリーの監督としては長期政権でしたので、横浜Fマリノスでも同様になるかもしれませんね。
ケヴィン・マスカット監督が指笛で威嚇!?
2021年9月18日に開催された対名古屋グランパス戦で騒動となった指笛音による妨害行為とはなんのでしょうか。
先取まとめ
〇指笛音により選手が止まった
〇試合映像の解析をしたが事象の確認には至らなかった
何が起きたのか?
名古屋グランパスのカウンター攻撃中に笛系の音により、名古屋グランパスの選手が止まったとされています。
もし、横浜Fマリノス側が音を発したのであれば、当然故意に攻撃を妨害したと言えるでしょう。
そして名古屋グランパス側から横浜Fマリノスのベンチからなったのではないかと指摘があり、大事になってしまった。
横浜Fマリノスによる徹底調査
横浜Fマリノスは2度にわたりケヴィン・マスカット監督への確認をしたが、妨害行為をしていないとの回答だった。
加えて、そのほかの試合の映像確認、関係者への調査、残りの試合の録音および監視を行い、徹底的な調査をしました。
その結果、やはりケヴィン・マスカット監督が指笛を鳴らした事象は確認できませんでした。
笛のような音が聞こえたのは事実ですが、どこで鳴っていたのか真相はわかりませんね。
イングランドで活躍!?現役時代の成績は?
現在は監督としての印象が強いケヴィン・マスカット監督ですが、実はオーストラリア代表の選手でもありました。
先取まとめ
〇イングランドのクリスタルパレス、ウォルバーハンプトンでプレーしていた
〇10年以上オーストラリア代表選手として活躍していた
イングランドの名門クラブでプレー
1989年(16歳)でサンシャイン・ジョージ・クロス(オーストラリア)でデビューしました。
1996年からイングランドに渡り、クリスタルパレス、ウルブス(ウォルバーハンプトン)で通算6年間プレーします。
その後、スコットランドリーグで活躍すると、晩年は母国オーストラリアに帰国し、7シーズンにわたり活躍をしました。
日本でいうところの内田篤人選手や吉田麻也選手のように海外で活躍した一流プレーヤーが帰国してプレーしてくれるのはファンとしてはうれしいですよね。
現役時代の経歴
〇1989年~1990年:サンシャイン・ジョージ・クロス(オーストラリア)
〇1991年~1992年:ハイデベルク・ユナイテッド(オーストラリア)
〇1992年~1996年:サウス・メルボルン(オーストラリア)
〇1996年~1997年:クリスタル・パレス(イングランド)
〇1997年~2002年:ウォルバーハンプトン(イングランド)
〇2002年~2003年:レンジャーズ(スコットランド)
〇2003年~2005年:ミルウォール(イングランド)
〇2005年~2011年:メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)
オーストラリア代表として活躍
U-20(1991年)、U-23(1992年)の年代別代表に選ばれると順調にA代表選手(1994年~2006年)にまでなります。
また、U-23の代表としてアトランタオリンピックに出場したが、フランス・スペインに惜しくも敗れて予選敗退となりました。
DFの選手ながらA代表で二桁得点をマークしています。
ケヴィン・マスカット監督の指導者としての成績は?
2012年を最後に現役引退をしたケヴィン・マスカット監督ですが、2009年からアシスタントコーチとして指導者のキャリアをスタートさせます。
その後、2013年にポステコグルー監督がオーストラリア代表監督に就任したことで、監督に昇進する。
2013年~2019年までレギュラーシリーズ優勝1回、ファイナルシリーズ優勝2回と複数タイトルを獲得します。
その後、ベルギーリーグのシントトロイデンを経て、2021年から横浜Fマリノスの監督に就任します。
現役時代の経歴
〇2009年~2013年:メルボルン・ビクトリー アシスタントコーチ(RS:準優勝1回、FS:準優勝1回)
〇2013年~2019年:メルボルン・ビクトリー監督(RS:優勝1回、FR:優勝2回)
〇2020年:シント=トロイデンVV監督
〇2021年~:横浜F・マリノス監督(準優勝1回)
フォーメーションや戦術
監督としての戦術やフォーメーションについて紹介します。
先取まとめ
〇メルボルン時代からの基本フォーメーションは4-2-3-1
〇2022年シーズンは4-2-1-3を多用
〇前任監督からの戦術である攻撃的なサッカーを展開する
基本フォーメーション
メルボルン時代や2021年シーズンは基本的に4-2-3-1を多用していました。
2022年シーズンは基本フォーメーションを4-2-1-3に変更し、レオセアラ、アンデルソンロペス、エウベルのブラジル人トリオの攻撃力を活かすような布陣としています。
また、現在はケガにより離脱していますが、ウィングとして宮市亮選手が動きやすいようなフォーメーションでした。
基本戦術
攻撃的なサッカーを基本戦術としており、前任監督の攻撃的なスタイルを踏襲しながら、さらにバランスよくしている印象です。
攻撃的なスタイルはデータにも表れており、1試合当たりの攻撃回数、シュート数、チャンス構築率、ゴール数すべて1位です。(9月時点)FootbollLAB参照
そのため、見ている観客も楽しめるサッカーになっています。
また、2022円シーズンの特徴としては、クロスからの得点数が増加し、ドリブルからの得点が減少した点になります。
ケヴィン・マスカット監督の評価は19/25点
それではデスラジおじさんなりの評価をしたいと思います。
主観での評価ですので、温かい目で見守ってください。
ポイント
〇戦術:前任監督の戦術を踏襲しながらもバランスのいい戦術として昇華している
〇コミュ力:オーストラリア人コーチとのコミュニケーションが取れているようだが、選手とはどうなのか
〇采配:固定メンバーが何人かいてその他はその日の調子により変更しているが、監督経験がまだ浅い印象
〇選手の成長:前線はブラジル選手で固定されており、FWの成長は感じられない
〇魅力:まだまだ日本での実績が未知数であるため、今後に期待したい
ケヴィン・マスカット監督についてもっと知りたい方は本がおすすめ!
ケヴィン・マスカット監督に興味を持った方や監督業に興味がある方は以下の本がおすすめですので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
今回の記事ではケヴィン・マスカット監督の現役時代や監督としての成績などについて消化しました。
まだまだ監督としてのキャリアは短いため、今後の成長に期待したいですね。
そのほかのクラブの監督に興味ある方は以下の記事も読んでみてください。